現在のほとんどの車は車内からボタン1つでサイドミラーが開閉するようになっています。
そのため電動による自動格納となっていないサイドミラーだと車検に通らないというような認識のドライバーが多いです。
しかしもともと昔からサイドミラーというのは電動による自動格納ではありませんでしたし、またフェンダーミラーといって固定式のミラーが主流でした。
サイドミラー関連の1つとしてサイドミラーの自動格納を排除するという改造もありますが、このような場合に車検に通るのかどうかについて説明をしたいと思います。
サイドミラーは電動による自動格納でなくても車検に通る?
サイドミラーについて結論からいいますと
「電動による自動格納でなくても車検には問題なく通る」
となっています。
ウィンドウを開けて手動で開閉をしたり、常時サイドミラーが開いた状態でも問題ないというように判断されます。
サイドミラーで通らないとされるのは
「何かと衝突したときもサイドミラーが閉じないようになっていること」
です。
もともとサイドミラーが自動開閉なのも安全上の理由からで、たとえば人などとサイドミラーが当たったときにすぐにミラーが閉じて人を巻き込まないようにするためといわれています。
そのため電動による自動格納でなくても当たったときにすぐに閉じるような仕組みになっていれば問題ないとなります。
現に今も手動格納式のサイドミラーの車種もごく一部発売されていますが、これも自動格納でなくても車検に通る1つの証拠といえるでしょう。
エアロミラーも車検には一応通る
余談ですがエアロミラーというものも車検対応となっています。
これは開閉式のサイドミラーでなく、歩行者とサイドミラーが接触したときにサイドミラー自体が車から取れるような仕組みです。
格納式でないですが接触したときの巻き込み予防にはなるので車検に通るとなります。
あまり有名なサイドミラーではないですが、このようなエアロミラーも車検対応となっています。
サイドミラーと車検の保安基準
サイドミラーは電動による自動格納かどうかよりも他の基準を満たしているかがより重要です。
- サイドミラーが割れていないか?
- サイドミラーで後方50メートルを確認できるか?
- サイドミラーが不安定に取れかかっていないか?
という基準は重要です。
自動格納機能が故障したときに軽く何かと接触したという場合もありますが、そのときにこのような保安基準を満たさない状態となっていないか確認しておきましょう。
サイドミラーの保安基準は以下のページでまとめて説明をしています。
参照
サイドミラーの自動格納の修理費用
車種やサイドミラーによっても費用相場は違ってきますが、
「3万~6万程度」
というのが一般的なディーラーの修理費用ではないかと思います。
たしかに自動格納ができないと不便ですが上記のように車検とは直接関係ありません。
費用の見積もりを取ってその金額を見ながら最終的に修理か放置かを検討していきましょう。
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