車検といえば日本ではかなり長い歴史があってごく当然のようにすべてのドライバーが受けることになっています。
世界ではどこでも車検があるのかと思うものですが、結論からいいますと国によって車検に似た制度はあるとしても内容にかなりの違いがあるようです。
今回はアメリカの車検制度がどのようになっているのかについて説明をしたいと思います。
アメリカには車検はないのか?
日本では法律は全国で統一されていて、そのもとに車検制度があります。
そのため沖縄から北海道まで引越しをしたとしても車検制度は特に違いません。
アメリカでは州ごとに車検の制度が違うことがあります。
大きく分ければ2種類に分けることができ、
- 州政府の陸運局に車の持ち込みをして車検を受ける
- 車屋さんに持ち込んで検査を受ける
1つめのほうは日本でいうとユーザー車検に近いといえます。
日本と同じように並んで順番に排ガス検査などを受けます。
排ガス中心の車検ということで、日本の車検のように多くの項目をチェックするというものではありません。
この点、アメリカの車検の合格基準は緩いといって良いかもしれません。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車屋さんの検査も緩いのかといえばそうでもなく、案外厳しいチェックをされることもあります。
これは日本のように車検という制度上からくるのでなく、警察に罰金を受けないようにという配慮から来るものです。
アメリカでは自分の車は整備する意識が高い
日本ではただ走行させて検査は業者任せという人がほとんどです。
しかしアメリカでは車に詳しい人も多く、とりあえず何かあれば自分で修理するという意識が強いです。
もともとホームセンターなどもアメリカから日本にきたビジネスですが、日曜大工やDIYというのはアメリカでは普通の労働者でも行います。
車に関していえば女性でも簡単なメンテナンスや修理や交換を行います。
参照
アメリカの車検の合格基準は緩いのか?
車検自体の合格基準は日本よりも緩いといって良いでしょう。
ただし整備の意識はむしろ日本人よりも強いといって良いかもしれません。
法的意識が強いアメリカでは
「事故をしたときの責任」
の意識が強いです。
ですので車検は基準が緩いのかもしれませんが、法的意識の強さからむしろ自分でするにせよ業者に頼むにせよ車の整備の意識は日本よりも上といって良いと思います。
車検のときに一斉に検査をする日本ですが、アメリカでは日常的に異常を感じれば整備をしていくという感じです。
事故や故障による法的責任に敏感な国民性といって良いのかもしれません。
またアメリカは国土が広大で日本のようには電車などが通っていません。
そのため必然的に自動車社会で、車がないと生活はできないのですが、このような生活上の必要性からも整備を日常的に意識せざるをえないという部分があると思います。
アメリカの車検費用は日本よりも安い?
日本では車検といえば8万から15万程度かかってくるのが普通です。
アメリカの車検は正直ここまで高くはなりません。
州によって事情は違うのですが、日本よりも4割程度は安いといって良いでしょう。
参照
アメリカでは自賠責保険はない?
日本では自賠責保険をかけずに公道を走ることはできません。
アメリカでは自賠責保険と完全に一致する保険はありませんが、かわりに自賠責に似た保険が州ごとに制度化されています。
最低補償額も州ごとに違います。
ただし州によってはこのような保険がないところもあって、その場合には事故を起こせば実費賠償となってしまうこともあります。
そのため日本でいう任意の自動車保険に加入しなければいけないことがあるということになります。
事故を起こしても保険に加入していなくても違法ではありません。
相手などに賠償できない場合にはじめて問題となります。
そのため極端にいえば事故を起こして保険に入っていないとしても、実費弁償できれば何の問題もないということです。
(ただし州によっては保険に加入していないことですでに違法となるところもあります)
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