車のフロントの下回りにアンダーカバーというパーツがつけられている車は多いです。
バンパー付近から下回りについているカバーですが、事故(軽い接触事故でも)でこのアンダーカバーが取れてしまうということもあるのですが、この取れた状態で車検に通るのかについて説明をしたいと思います。
アンダーカバーと車高検査
車検では車高も検査項目に入ってきます。
正確には最低地上高の検査といわれますが、この検査においてアンダーカバーを基準にして測定をされます。
参照
アンダーカバーから地上まで5センチ以上あるかどうかで車検に通るかどうかとなってくるのですが、このときにアンダーカバーがないということは検査官の目に入ります。
車検場にもよりますが、アンダーカバーがないということを理由に車検に落ちるということは少ないと思います。
車高基準は上記のページにも説明をしていますが、別の測定方法もあるからです。
つまりアンダーカバーがないからといって、車高基準を測定できないので落ちるということはあまり考えなくても良いと思います。
アンダーカバーが取れていて車検に落ちるパターン
アンダーカバーがそっくり取れてないという状態だと問題はないのですが、取れかかっていてという場合にはそのアンダーカバーを基準に車高基準が測定されます。
取れかかっていてアンダーカバーが下がっていると車高の5センチの基準を満たさずに落ちるということは考えられます。
その場合には事前にアンダーカバーを取るか、元に位置に戻すというような整備をしてから車検を受けるようにしなければいけません。
アンダーカバーを外して走行しても安全か?
もともとアンダーカバーがついている車種で外すとなると不安かもしれません。
そもそもこのカバーの意味としては
- 可燃物がエンジンルームに入って火災を起こすことを予防する
- 水が社内に侵入するのを予防する
というようなものです。
多くの車種ではアンダーカバーはついていると思いますが、基本的に取れたままずっと走行するのはおすすめはできません。
特に雪国などでは冬の季節に故障の原因となることも多いので、車検はともかくいつかは正確に取り付けるようにしましょう。
アンダーカバーの交換などは1万円以内のことが多いので、そこまで高額ではありません。
今回の車検を出すときに車検業者に伝えればすぐにアンダーカバーを用意してもらえると思います。
アンダーカバーの費用も安さだとリビルト部品を持っている整備工場やフランチャイズになってくると思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
車検でアンダーカバーを外して検査を受ける車種とは?
もともとアンダーカバーがある車種であればそのまま装着した状態で車検を受けることになります。
ただし下回り検査においてアンダーカバーを外して受けないといけないのは一部の輸入車だけとなっています。
国産車、有名な輸入車でればアンダーカバーは特に触ることなく検査に入って問題ありません。
この話は特にユーザー車検を受ける人にとっては関係してきますので、自分の車種の確認をしておきましょう。
ちなみにユーザー車検については以下のページにまとめていますので、あまり慣れていないというドライバーは検査について当日慌てないように確認をしておきましょう。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
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