車検とともに予備検査という言葉を聞くこともあると思いますが、案外その意味は混同されることが多いです。
予備検査という場合にはこのページで説明する2つの意味で使用されることがあります。
2つの予備検査とは?
- ユーザー車検を行うときにテスター屋さんで当日などに点検調整をしてもらう
- ナンバープレートのない車の車検を通すこと
主にこの2種類の意味として使用されます。
おそらく1つめの意味で使用されることのほうが多いと思いますが、それぞれについて解説をしていきます。
ユーザー車検でテスター屋さんにお世話になる
ユーザー車検というのは自分で運輸支局に車を持ち込み車検に通すことです。
いきなり何の整備もせずにいきなり持ち込めば2、3は検査に落ちる項目が出てきますが、この場合にテスター屋さんに当日の朝に整備してもらうという方法を予備検査といいます。
車検場さながらのテスターで測定し、通るように整備をしてくれるところから予備検査といわれるようになりました。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
「ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?」
ナンバープレートのない車の車検を通す
普通に車を走行していればまずこのパターンに該当することはないと思います。
パターンとしては
- 中古車売買
- 個人でも一時的に使用しない車の税金免除を考えてナンバープレートを返す
というような場合に、ナンバーのないまま車検に通すというのがこの2つめの予備検査という意味です。
中古車でも状態はいろいろで、車検に通っているのかどうかということで査定額も変わってきます。
購入者が車検を通すのか、売却者がナンバーのない状態で車検に通してから購入者に渡すのかということがあらかじめ売却マーケットでは決まっています。
車検に通してから渡すという場合には、予備検査を売却者が行い、その後購入者に引き渡すということになります。
以後テスター屋さんではなく、このナンバーのないまま車検に通すほうのみを想定して記事を作成していきますので注意してください。
予備検査場はどこになるのか?
予備検査ということで一般の車検とかなり内容が違うというように考えるドライバーも多いかもしれませんが、実際にはほとんど違うことはありません。
車検場も一般の場合と同じで
- 普通車は運輸支局
- 軽自動車は軽自動車検査協会
で行います。
予備検査での必要書類
- 抹消登録証明書
- 自分の認印
- 譲渡証明書
- 車検証
- 仮ナンバー
この4つを持って予備検査の手続きを行います。
仮ナンバーは予備検査の手続きでというよりも、車検場までの公道走行に必要という意味です。
車検切れで公道を走行すれば罰則の適用があるので以下のページの手続きで仮ナンバーを発行してもらいましょう。
参照
予備検査の費用や消費税
通常ユーザー車検といえば
- 自賠責保険
- 重量税
- 印紙代
の3つの法定費用を支払うことになります。
しかし予備検査では印紙代のみの支払いとなります。
参照
予備検査の期限
予備検査の有効期限は3ヶ月となっています。
その期間内に登録をしなければいけませんが、次回の車検の有効期限は登録日から起算して2年となります。
予備検査の3ヶ月を超えてしまったという場合には、新所有者が通常の登録車検を行いナンバー交付などを受けることが必要となります。
新所有者へ渡すべきもの
- 抹消登録証
- 予備検査証
- 譲渡証
この3つを譲渡時に新所有者に渡すとなります。
予備検査証とは予備検査を合格すれば車検場で交付されるものです。
新所有者はこれを持ってあとは登録をすれば公道を走ることができます。
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