車検での名義変更手続きまとめ

知人や家族などから車を譲ってもらえば名義変更をしなければいけません。

この名義変更の手続きについて以下に説明をします。

名義変更での必要書類とは？

以下の書類を用意して陸運局に手続きを行います。

譲渡証明書　　　　　　旧所有者の実印が必要
旧所有者の印鑑証明書
新所有者の印鑑証明書
旧所有者の委任状　　　旧所有者の実印が必要
新所有者の委任状　　　新所有者の実印が必要
車検証　　　　　　　　有効期限が切れていないもの
新所有者の車庫証明

旧所有者関係の書類についてはしっかりとした中古車販売店から購入すれば最初からつけてくれているはずです。

名義変更と委任状

委任状についてはネットでもダウンロードできますので、その書類に沿って作成すれば問題ありません。

様式が法的に決まっているということはないのですが、実印が必要ということは注意しておきましょう。

軽自動車の名義変更

軽自動車の場合には必要書類が違いますので注意が必要です。

自賠責証明書
住民票または印鑑証明書
車検証
ナンバープレート

以下の書類は手続き時に入手できます。

自動車検査証記入申請書
自動車取得税・軽自動車税申告書

手続きを行うのは軽自動車検査協会となっていて、陸運局ではないのでこの点も注意しましょう。

名義変更前にまずやるべきこととは？

普通車の場合には車庫証明が必要です。

しかしこの車庫証明はすぐに出るわけではなく、7日程度はかかることもあると思います。

ですので名義変更という必要が出たときには先に車庫証明だけでもやっておくとスムーズに手続きできると思います。

名義変更をしないデメリット

このように面倒な名義変更ですので、正直誰もしたくないのが本音です。

後述しますが、しないまま廃車まで至るというドライバーもいるでしょう。

名義変更をしないという選択をするデメリットとしては

廃車のときに名義を自分に変更するなどという手続きが必要となることもある
使用者が交通法違反をしたときに旧名義人に違反金が行く
自動車税の督促が旧所有者に行く

というものがあります。

親子間で車をとりあえず使用しあう、譲ってもらうという場合には問題ないかもしれません。

しかし他人同士となれば問題は大きいので、しっかりと名義変更をしなければいけないとなります。

車検と名義変更を同時にできるのか？

ユーザー車検という場合には、この2つの手続きを一気にできればしたいものです。

同日に2つの手続きを両方とも行うことはできますが、正確にいえば同時にはできません。

順番にしてはどちらからでも良いのですが、スムーズさを重視して考えると

名義変更を行う
その後車検を通す

ということが良いと思います。

車検場は空いていることもありますが、名義変更の窓口は混んでいます。

そのため早く名義変更を済ませます。

しかし同時申請ではないので、名義変更でもうすぐ期限の切れる車検証は発行されます。

その後車検に通ることで2年後が有効期限となる新しい車検証が発行されます。

つまり名義変更時に発行される車検証はすぐに効力のないものになるのですが、この流れを避けることはできません。

名義変更と車検とを逆の順序にすることもできますが、やはり最初の車検証はすぐにゴミになります。

参照

「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」

名義変更を代行してほしい

上記のように名義変更は案外面倒というように感じるドライバーも多いかもしれません。

自分でやれば無料でできますが、時間がないとか面倒という人は代行してもらうと良いでしょう。

車検業者
行政書士

というところが代行をしてくれることが多いですから、このような業者に当たると良いでしょう。

参照

「ユーザー車検で書類作成に自信がない場合には代書屋に依頼しても良いのか？」

名義変更の費用や金額

移転登録手数料　　　500円
名義変更申請書　　　100円
ナンバープレート代　1500円程度

と自分で名義変更をすればこの程度の費用で済みます。

しかし上記の代行業者に依頼すれば3万前後は見ておかないといけません。

名義変更にかかる時間の長さ

これは車検場のロケーション、また混み具合によってかなり違ってくると思います。

朝一番に手続きをするという場合には30分程度
それよりも遅くなったりすれば1時間程度

という程度に考えておくと良いと思います。

名義が親となっていたり本人と違う

中古車売買のときとは別に家族などの車をとりあえず他府県などで使用しているという場合も多いでしょう。

この場合、

今までと違う車検場に通す
車検証の名義とドライバーとが違う

というところが気になると思いますが、両方とも問題ありません。

日本の車検場であればどこでも問題なく受けることはできますし、ユーザー車検は誰でも通すこともできます。

結婚をして氏名が変わった場合には名義変更しなければいけないか？

女性の場合には結婚をすれば氏名が変わることが多いです。

その場合当然独身時代に乗っていた車であれば名義（氏名）が違ってきます。

法的にはたしかに新しい氏名で名義変更しなければいけませんが、実際にはほとんどの女性が独身時代の氏名のままの車検証で走行をしていると思います。

名義変更とともに住所変更もしなければいけない場合

名義とともに住所変更も必要という場合も割合多いですが、この場合には同時に手続きしてしまいましょう。

住所変更については以下のページに手続きをまとめています。

参照

「引越ししても車検証の住所変更は必要ない？」

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