車検と法定点検の違いと行わないときのペナルティーとは?

 

車検業者に出して1年あたりすれば法定点検の時期の案内などのDMが届くこともあるかもしれません。

また車検と同時に法定点検をしなければいけないという話を聞くこともあるかもしれません。

一般のドライバーからすれば車検とこの法定点検の違いがわからないと思いますが、今回はこの点についてまとめてみたいと思います。

 

車検と法定点検の違い?

 

一言でいいますと

 

  • 車検 公道を走る資格を得るもの
  • 点検 安全に故障なく走行するために必要なもの

 

ということです。

つまり車検に通っても翌日に故障することもあるのであり、法定点検も行ってはじめて安全に故障なく走行できるということを意味します。

 

法定点検とは?

 

この法定点検には

 

  • 12ヶ月点検
  • 24ヶ月点検

 

とがあります。

新車購入から1年後に12ヶ月点検がきて、その後は2年ごとに24ヶ月点検となります。

つまり車検は3年目、5年目、7年目と以降2年ごとに行われますが、初回の車検からすべての回で同時に法定点検が行われるということです。

また初回の車検までに1回12ヶ月点検がやってくるということになります。

 

車検と法定点検の点検項目の違い

 

ドライバーの疑問の1つに車検と項目が違うのかどうかということがあります。

これは結論からいいますとほとんど別物といえます。

24ヶ月点検の項目数は100近くにも及び、点検記録簿においてその点検での状態や整備内容とを記載していきます。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

24ヶ月点検と車検との違いとは?

法定12ヶ月点検と車検との違いとは?

 

法定点検料の相場はどの程度か?

 

24ヶ月点検というのは2年ごとになるので通常は車検に出すときに同時に業者のほうで行ってもらえます。

上記のように法定点検を100項目程度行い、不備があれば整備や部品交換などを行いますが、相場としてはディーラーであれば3万程度はかかるといえます。

ディーラー以外のより安い業者に出せばもっと費用を抑えることもできます。

 

  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

などだと数千円単位となるでしょう。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?

 

車検の他に法定点検を受ける義務もあるのか?

 

車検を通さないと、また自賠責保険も加入しないと公道を走った時点で重い刑事罰があります。

 

参照

車検が切れた車を運転していたときの罰則の内容とは?

 

法定点検についても一応法的には義務規定とされています。

ただし罰則はないので、仮に法定点検をしないとしても何かの刑事罰があるわけではありません。

よくユーザー車検をする場合、車検にだけ通しておいて法定点検をしないという場合もありますが、それで走行していても法的には特に問題はありません。

 

法定点検をしない車検の方法

 

ディーラー、フランチャイズなど車検業者で車検を行えば同時に法定点検も行ってもらえます。

つまり法定点検をしないというのは

 

  • ユーザー車検を行う
  • ユーザー車検代行業者で車検を通す

 

という方法の場合だけといえます。

 

参照

ユーザー車検代行業者に車検を依頼してはいけない?

 

法定点検をしないデメリット

 

では法定点検をしないとどのようなリスクがあるのかということですが、

 

  • 整備不良で突然大きな故障を招くこともある
  • 大きな修理費が発生し車検業者に出す費用よりもかかることもある
  • 車の売却をするときに査定額が下がることもある

 

などという場合です。

また可能性の問題としては、整備不良で事故をして、事故理由になった場合には相応のペナルティーも予想できます。

点検不足と事故との因果関係が証明されれば可能性は低いとしても皆無ではないと考えています。

 

法定点検は必要なのか?

 

法定には受けないといけないのが法定点検です。

しかしその費用も決して小さなものではありません。

また受けなくても罰則の適用もないのでそれで良いような気もします。

ここからは個人的な意見ですが、それでも私は毎回の車検で法定点検も車検業者にしてもらうようにしています。

というのも点検費用を節約することで大きな故障をすればかえって出費が大きくなるからです。

また安全と命とを考えれば点検は必須といって良いでしょう。

 

  • ディーラー
  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

など車検業者に車検を出せば、同時に法定点検(24ヶ月点検)はしてもらえます。

ディーラーがどうしても高いという場合には、

 

  • 余計な部品交換をやめる
  • 交渉する
  • フランチャイズなど格安業者にする

 

などといった方法があります。

このあたりは詳しくは以下のページにまとめていますが、車は費用とともに自分や同乗者の命の費用でもあると考えて点検は最低限行っておくと良いと思います。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

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