車検ではラインに入ってから後ろのほうの検査で排出ガス検査が行われます。
といっても検査官が排出ガス検査をするわけでなく、ドライバー自身がガス検査器を操作してあとは機械が判断するというものになっています。
車検の排出ガス検査の方法
排出ガス検査は
- 指定の場所に停車する
- アイドリング状態にして停車する
- ドライバーが車から降りて排気口に排出ガス検査器を差し込む
- テスターがCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の測定をする
という手順となっています。
車検と排出ガス規制と基準値
測定結果はしばらくすると前方の掲示板に表示されますが、車検の保安基準において排出ガス基準が決められています。
- CO 1%以下
- HC 300ppm以下
上記は平成10年以降の車に適用される基準でそれ以前よりも規制が随分と厳しくなりました。
車検の排出ガスに通らないときの対策や裏技
ユーザー車検という場合には排出ガス検査で不合格になることもあるかもしれません。
これにはいくつか特有の原因が該当していることも多く、正直いって裏技もないわけではありません。
しかし最後まで記載すれば車検に排出ガス規制にかかっている車もすべて通ってしまうので、以下のようなまともな対策をしていくことで通すことを考えていきます。
対策としては
- 点火プラグを新しいものに交換する
- 排ガス検査前にエアコンなどをつけてエンジンを温めておく
- 車検場前のテスター屋さんで整備してもらう
ということが有効的です。
添加剤を入れるということを勧めてくる業者もあるようですが、後述しますがそのような方法を採用すれば車の寿命を縮めることもあるので絶対にしてはいけません。
走行距離が多い車ではセンサー部分が機能低下していることもよくあるでしょいから、テスター屋さんで調整してもらえば問題なく通るはずです。
参照
「ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?」
車検の排出ガス検査でCOは通ってもHCで通らない
個人的にはHCで通らないという車のほうが多いように感じます。
このような場合の対策としては
「点火プラグの交換」
が効果があるように思います。
ユーザー車検だとやはりテスター屋さんで整備し同日に再検査が良いでしょうし、車検業者であれば点検整備で普通に整備してもらえるはずです。
参照
排出ガス検査にために添加剤を入れることを勧められる
車検業者によっては排ガス検査の数値に収まらない場合には添加剤を入れることを勧めてくるところもあります。
たしかに一時的には排ガス検査の数値以下にする効果はありますが、長期的に効果の出るものではありません。
この添加剤はエンジンを痛めるので、決して使用してはいけません。
またそのような業者を信用するのもどうかと思うので、別の車検業者にしたほうが良いでしょう。
参照
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