車検で通らない車のへこみの箇所とは?

 

愛車という言葉もあって車をどこかにぶつけてへこむと非常に神経質になるドライバーもなぜか日本では多いですが、車も一種の消耗品ではあります。

道路を走行していると車のどこかをへこんだまま走っている車もよく見かけますが、このようなへこみは車検に通るかどうかに影響するのかについて説明をしたいと思います。

 

車のへこみや傷と車検の保安基準

 

まず前提ですが、

 

  • へこみがあれば車検に通らないということはない
  • ただし安全上危険というようなへこみであれば通らないこともある

 

ということになっています。

たとえばへこみや傷があり、それが突起していて他の交通の安全を妨げる、またへこみによって車の部品が落下しそうというような場合は通らないということです。

へこみということで車検に通らないのではないかと思うドライバーも多いのですが、よほどでないと通らないということは少ないと思って結構だといえます。

 

車検とボディのへこみ

 

ボディのへこみもよくあると思いますが、基本的には車検では問題なく通ることが多いといえます

ただしへこみがあり、その部分が突起状態となっているような強いへこみでは通らないと判断されることもあるでしょう。

ですが通常のへこみでは通らないことは少ないと思います。

 

ドアのへこみと車検

 

ドアがへこんでいるということもあるかもしれませんが、車検ではあまりドアのへこみで落ちるということはないと思います。

あるとすれば

 

「ドアがへこみで落下する可能性がある

 

というような場合が車検に落ちるケースといって良いかもしれません。

 

車の屋根のへこみと車検

 

上に人などが乗ったり、また雪の影響で屋根がへこむということもありますが、この場合も車検ではほとんど検査されません。

ですのでまず屋根のへこみも気にする必要はないと思います。

 

バンパーのへこみと車検

 

バンパーのへこみも通常はまず問題とされません。

やはり突起状態となっていないか、などがクリアできれば通ると考えて良いでしょう。

 

ボンネットのへこみと車検

 

ボンネットのへこみもよくありますが、まず車検の基準に抵触するケースは聞いたことはありません。

普通に通ると考えて良いでしょう。

 

フェンダーのへこみと車検

 

フェンダーに関してはへこみ具合で車検に通らないということもあります。

 

  • タイヤがフェンダーから出ている
  • フェンダーのへこみが突起のようになっている

 

という場合には車検に通らないとなってきます。

よくあるのはフェンダーがへこむことでタイヤが出てしまう場合ですが、この場合には車検業者に相談するのが良いと思います。

綺麗に戻さなくても良いのであれば、フェンダーを外に出すことで車検の基準をクリアできることもあります。

 

参照

車検ではタイヤのはみ出しがあれば通らない?

 

マフラーのへこみと車検

 

マフラーについてもへこみ具合によって車検に通らないということも出てきます。

 

  • マフラー音量の保安基準を満たさない
  • マフラーからの排出ガスの漏れ
  • マフラーの車高基準に満たなくなる

 

といったことが原因となることがあります。

軽微なへこみであれば問題ないですが、音量とオイル漏れは特に車検では注意したいところです。

この3つは車検では検査項目になっていて、心配な場合にはテスター屋さんい事前に確認するという方法もあります。

 

参照

車検でのマフラー音量の合格基準

車検での車高の最低基準で含まれないものはどこか?

ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?

 

車のへこみで注意するのはオイル漏れとライト類のへこみ

 

上記のように多くのへこみは車検では問題ないということが多いです。

しかしへこみで車検に通らなくなるとして多いのが

 

  • 下回りからオイル漏れを生じるようになるへこみ
  • ライト類の損傷

 

です。

車検では下回り検査というものがあり、検査官によって車の下からオイル漏れをチェックされます。

この確認方法としては駐車していて、へこみ後にオイル漏れが地面につくかどうかということで判断します。

 

  • ステアリンググラックブーツ
  • ドライブシャフトブーツ
  • マフラー

 

といったところがオイル漏れの原因ですが、当たり方によってはこのあたりのパーツ損傷もあって車検に通らないということも出てきます。

にじみというような少し程度の漏れであれば漏れ止め剤を使用して、当日拭いてから出せば通るのですがポタポタというような状態では応急処置では通らないことが多いといえます。

 

参照

車検で不合格になりやすいポイントを解説

車検で見つかりやすい3つのオイル漏れとは?

 

あとはライト類のへこみも落ちやすいといって良いでしょう。

 

  • ヘッドライト
  • テールランプ
  • ウインカー

 

などですが、このようなライト類のへこみや損傷を車検は案外厳しく判断されます。

 

参照

車検の光軸基準と調整方法

テールランプについての保安基準と車検に通らない車の特徴まとめ

車検でのウインカーの保安基準と不合格になる条件とは?

 

車のへこみと車検費用を安くする方法

 

まとめれば

 

  • ライト類
  • 下回りでのオイル漏れ

 

といったへこみは要注意ですが、あとは特に問題になりにくいのが車検といえます。

へこみは直したいというのがドライバーの本音かもしれませんが、板金などでも費用はすぐに何万もかかってきます。

車検費用も考えればなかなか手が出ないのですが、考え方としては

 

  • 車検費用を安く節約する
  • 浮いた費用でへこみを直す

 

という方法もありだと思います。

車検費用を安くする方法としては

 

  • 見積もりをうまく活用する
  • 余計な部品交換を知る
  • 車検業者をディーラー以外で考える

 

という方法などがありますが、車検とともにへこみを直すことも考えている場合には検討していくと良いでしょう。

車検費用については以下のページでまとめています。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

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