車検ではブレーキ掃除(クリーニング)はしないと通らない?

 

車検業者に出すとブレーキクリーニングという項目が入っているかもしれません。

また業者によってはそれについて費用の請求もされているかもしれません。

結論からいいますと、このブレーキクリーニングは車検とは関係ありませんし、費用を請求するほどの作業時間はかかりません。

 

ブレーキクリーニングと車検の検査項目

 

車検ではたしかにブレーキ検査がライン上で行われます。

しかしこの検査内容というのは

 

  • 指示があったときにブレーキを踏む
  • 基準以内に止まれるかどうかを検査する

 

という内容です。

ですので車検に通すということにおいてブレーキクリーニングという作業や点検は必要ありません。

車検の検査項目については以下のページに説明をしています。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

ブレーキクリーニングとは何か?

 

車検業者に車を出すと

 

  • 車検に通す
  • 点検をする

 

という2つの作業を行ってくれます。

点検というのが故障予防という観点の作業で、車の寿命という観点ではこちらのほうが重要といえます。

この点検にはブレーキ点検もあって

 

  • ブレーキ・パッドの摩耗
  • ディスクの摩耗、損傷
  • ブレーキシュー、ライニングの摩耗
  • ドラムの摩耗、損傷

 

などの点検が行われます。

ディスクブレーキだとクリーニングはまず必要ないと思いますが、ドラムブレーキの場合には摩擦によるカスが残るのでこれをクリーニングしグリスを塗るという作業を行います。

車検の点検に入ってくるブレーキクリーニングというのはこの作業のことをいいます。

つまりディスクブレーキの場合には清掃という作業は必要ないといって良いのです。

そしてこのブレーキクリーニングがどの程度の作業かといいますと10分程度のものですし、またグリスも決して高価なものではありません。

良心的であればまず無料で車検費用に含めてあらためて請求はしないというところがほとんどだと思います。

 

ブレーキクリーニングの請求をされれば

 

上記のように大した作業ではないですし、経費もかかりません。

それでも見積もりで請求を受けるのであれば、その車検業者はあまり良い業者ではないと思います。

個人的には別の車検業者と契約したほうが良いと思います。

車検では怪しげにドライバーの無知につけこんで請求項目を増やしたり、請求額を上げたりというところもないわけではないので、確認してほしいと思います。

また今回のブレーキクリーニング以外にもよくある余計な点検や部品交換については以下のページでまとめていますのでこれもよく確認しておいてほしいと思います。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

 

ちなみに車検業者はそれぞれ特徴があって費用もサービス内容も違います。

これも以下のページで説明をしています。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

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