車検業者(特にディーラーなど)に見積もりを出してもらうとまだ結構な確率で足回り洗浄が項目として出てくることがあります。
言葉からしても洗浄というようになっているので、車検を通すことに本当に必要なのかと思うドライバーは多いものです。
足回り洗浄をしないと車検に通らない?
まず結論から言いますと
「足回り洗浄をしなくても車検には通る」
といって良いです。
昔は(昭和から平成の初頭までは)足回り洗浄をしなければ、車検場の検査官の顔に泥が落ちて印象が悪くなって車検に通らないといわれていました。
これは車検に携わる整備士でもいわれていたことで、長く日本では真実のように言われてきました。
しかし実際には足回り洗浄をしていなくても車検には通るもので、要は車検の検査項目をパスしているかどうかか重要ということです。
以下のページに車検の検査項目を説明していますが、見るとわかりますように足回り洗浄をしているかどうかというのはチェックされません。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検業者の足回り洗浄はエチケット?
車検専門フランチャイズなどは足回りをリフトアップした状態などで必要かどうかを質問してくれます。
自分の目で見て必要かどうかを判断できるので、無駄な感じはしません。
ドライバーによってはその汚さに驚き、お金のことも忘れて足回り洗浄を慌てて依頼する人もいるくらいです。
しかしフランチャイズ車検でなければ、自動的に見積もりに入っていることがあります。
これは車検費用をぼったくろうというところもあるのかもしれませんが、車検場の検査官へのエチケットもあるといえます。
上記でも記載しましたが、検査官の顔(というよりも人の顔に)泥を落とすことがマナー違反というような考えもあって、足回り洗浄も入れて見積もりするといっても良いかもしれません。
寒冷地や海岸近くでは要注意
逆に足回り洗浄を車検ごとにしたほうが良い条件とすれば
「海岸近くや雪国に居住しているドライバー」
だといえます。
それ以外では2回の車検に1回でも良いと思います。
- サスペンションのアーム類
- エキゾーストパイプ
- マフラー
- 燃料
- ブレーキパイプ
- ボディーパネルの接合部
- ブレーキローター
このような箇所が雪国では融雪剤、海岸では海風によって腐食します。
放置していると故障を招くので足回り洗浄は車検ごとに行ったほうが良いということになります。
毎年スキーに行くような方も足回り洗浄は車を長く持たせることには必要だといえます。
雪国、海岸近くのドライバーは足回り洗浄とともに、防錆加工も合わせて車検ごとに行うようにしましょう。
コイン洗車場で足回り洗浄はできる?
最近では車検前にコイン洗車場に行って洗浄するという人も多いようです。
しかし結論からいいますと足回りの錆は取り切れません。
これは
「車の底を掃除するのはリフトアップしないと難しいから」
という理由からです。
まったくコイン洗車場に効果がないとはいいませんが、いくらか足回りの錆が残り腐食を完全に避けることはできないということになります。
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