自動車税の納税証明書の車検での再発行方法

 

車検が近いというタイミングでいくつかの書類が必要となりますが、案外知らないうちに書類を紛失しているということがあります。

今回の自動車税の納税証明書も紛失しやすい書類ですが、紛失すればいくつかの再発行の方法があります。

 

車検で納税証明書のコピーでも通用するのか?

 

原本でなくても納付したことを証明できる

 

  • 領収書
  • 納税証明書のコピー

 

でも良さそうなものですが、車検では「納税証明書原本」でないと通用しないようにされています。

原本を紛失した場合には、以下に沿ってどれかの方法で再発行をしていくしかないとなります。

 

納税証明書の再発行の方法

 

  • 車のナンバーについている県税事務所で手続きを行う
  • 軽自動車の場合には市町村役場で手続きを行う
  • 車検証と自動車税を支払ったレシート、印鑑などが必要

 

というようになっています。

レシートについては10日以上前に支払いを済ませている場合にはすでに県税事務所に支払いの情報は届いていますので不要です。

引越しをしていたりということもあって県税事務所に行けないという場合もありますが、電話をして郵送等で手続きは行えますのでまずは連絡をしてみましょう。

 

軽自動車での納税証明書紛失での再発行

 

軽自動車でも手続き先が市町村役場というだけで他には特に違いはありません。

ただしディーラー等の車検業者を通じてこの納税証明書の再発行を代行してもらうというときにやや話が違ってきます。

(この点は後述します)

結論から記載しますと軽自動車では、車検場に業者に行くときについでに納税証明書を再発行してもらうということができないので、手数料を請求されることが多いとなります。

 

納税証明書は代理人にも再発行される

 

本人がどうしても忙しいというような場合には代理人(たとえば家族など)が手続きにいっても納税証明書は再発行されます。

委任状が必要という地域もあるようですが、

 

  • 事前に委任状が必要か確認しておく
  • 確認できない場合にはあらかじめ委任状を作成しておく

 

という対応をしておくと良いでしょう。

 

納税証明書の手続きをディーラーなど業者に代行してもらえるか?

 

上記のように手続きが必要となりますが正直面倒という人が多いと思います。

この場合、ユーザー車検といって自分で車検を通すのではなく、車検業者を通じて車検に出す場合にはその業者に相談してみましょう。

 

  • ディーラー
  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

をはじめとした多くの車検業者が車検のついでにと納税証明書の代行も行ってくれるようになっています。

指定工場であっても後でどうせ陸運局に行くわけで、そのときについでに納税証明書の再発行を依頼してもらえます。

(県税事務所から陸運局に自動車税の納税情報が届いています)

ですので基本的には車検業者に納税証明書を紛失しましたと伝えるだけでも無料サービスで再発行をしてもらえるわけです。

ただし軽自動車の場合は上記のように市町村役場に行かないといけないので手数料を請求されたり、また断られたりということもあるかもしれません。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

 

納税証明書の代行を車検業者に断られた

 

多くの車検業者ではサービスで無料、または少額の手数料で納税証明書の再発行を代行してくれます。

これは県税事務所とともに再発行の手続きを行える陸運支局(車検業者は車検日に訪問することが必要)でついでに行くので、手間がかからないからです。

しかし再発行を相談しても断ってきたり、またその方法の説明もしてくれないという車検業者もあります。

この場合、自分で納税証明書の再発行をしても良いのですが、個人的にはその車検業者に車検を出すかどうかは再検討したほうが良いと思います。

やはりこの程度のこともしてもらえないのであればサービス内容や経営方針に問題があるといって良く、車検や整備をしてもらうのも不備の可能性も考えられるからです。

車検業者は費用だけでなく、整備ノウハウ、サービス内容も重要です。

重要な車を任せるのですからよく考えてほしいと思います。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

個人経営の車検業者に出して後悔しやすいパターン

 

県外に引越ししたりして納税証明書を紛失した

 

この場合も基本的には以前の県税事務所に納税証明書を取り寄せとなります。

納税証明書がないと車検に通せないことは同じです。

ナンバーの住所地を管轄する県税事務所に連絡をした後、郵送等で納税証明書の再発行を行うということが必要となります。

 

参照

県外ナンバーで車検を通すことはできるのか?

 

車検当日に納税証明書を再発行してもらう

 

車検業者に通じて車検を出す場合には、よくこの種の手続きを知っている業者が粗漏なく手続きをしてくれるでしょう。

しかしユーザー車検の場合には、車検日の当日に納税証明書の再発行をしてもらうというドライバーもいるようです。

基本的にユーザー車検でも陸運支局に当日行くので、そこで車検前に再発行の手続きを行うこともできます。

しかし無難にいくなら車検の7日前程度から納税証明書の再発行はしておくほうが良いといえます。

 

2015年4月から車検で納税証明書が不要に

 

平成27年4月から車検では納税証明書は不要となりました。

車検にいったときに運輸支局のオンラインで納税情報を照会することができるので提示が不要ということです。

そのため

 

  • オンライン未対応の県税事務所の都道府県
  • 軽自動車

 

では今まで通りに納税証明書を用意しなければいけません。

また普通車であっても納税して数日であれば納税情報がオンラインに出てこない場合もあるので、納税証明書はしっかりと保管しておきましょう。

納付して間もないという場合には今まで通りに納税証明書の原本を持っていくと良いでしょう。

<スポンサード リンク>


車検サービスについて



整備能力の高さと、リーズナブルな費用とを兼ね備えた大手車検専門フランチャイズです。
立ち合い車検、整備士による説明とで明瞭会計を実現しています。
元整備工場が加盟しているので整備能力には定評があります。
⇒ ホリデー車検のレビューはこちらから
お宝車検
最大級の車検業者検索サイトです。
車検費用が最大82%オフの特典もあります。
車検とともに整備点検もついているので安心できる業者が多いです。
⇒ EPARK(旧:お宝車検)のレビューはこちら


元ディーラー整備士が公開する車検業者の選び方


元ディーラー整備士による車検業者の選び方