テールランプについての保安基準と車検に通らない車の特徴まとめ

 

テールランプ(尾灯)については保安基準というものがあって、この保安基準に沿っていないと車検には通らないとなります。

テールランプではドライバーからよく通るかどうかの質問をもらうのですが、それだけ不安になる人が多いということだと思います。

今回はその質問の中で特に多い項目を中心にまとめたいと思います。

 

テールランプの保安基準

 

テールランプは保安基準でいいますと第39条(尾灯)の規定が適用されます。

その内容というのは

 

  • 尾灯の色は赤色
  • 夜間後方300メートルから確認できること

 

というようになっています。

こうしてみれば曖昧な規定といって良いのですが、テールランプではこの規定を元にしてあとは現地の検査官の主観も踏まえつつ判断されます。

 

車検ではテールランプのスモークは通らない?

 

これは結構多い質問で別の1ページにまとめて説明しています。

該当している方は参考になると思います。

結論からいいますとスモークテールでは、尾灯は赤色ということと、300メートル先から確認できないといけないということでスモークを悪く判断されれば通らないということも出てくるということになります。

 

参照

車検でのスモークテールの透過率の合格基準とは?

 

テールランプの数と車検

 

意外ですが上記のようにテールランプの数の制限というものはありません。

通常は左右1個ずつだと思いますが、実はそれよりも多くても通ることは通ります。

さらにLED尾灯でも通ることもあります。

数的にはLEDだと左右10個ずつなどとなることもありますが、この程度までの個数だと通ると考えて良いと思います。

 

テールランプが割れた状態で車検に通るのか?

 

テールランプが点灯してもカバーが割れているということがありますが、この場合割れている程度で通らないということも出てきます。

具体的にいいますと

 

「テールランプが割れていて光が外に漏れている

 

という場合には通らないと考えて良いでしょう。

 

テールランプのヒビと車検での判断

 

同様にヒビでも通らないということがあります。

割れるまではいっていなくてもヒビの状態でも光が外に漏れているということがあります。

この場合もやはり車検には通らないと考えておくと良いでしょう。

 

テールランプ内に水滴が入れば通らない?

 

結露などでテールランプ内に水滴がたまった状態で車検ということもあります。

これは車検業者によっても意見は違うこともありますが、結論からいいますと車検には通ります。

ただし水滴が入るということはテールランプにヒビが入っていることもあるので、ヒビそして光の漏れもチェックをしておいてほしいと思います。

また水滴を放置しておくと内部の腐食を招くこともあります。

水滴は水を飛ばすという方法をしておくと良いでしょう。

方法としてはユニットを外して、送風(ドライヤーなどで)すれば水滴は飛ばすことができます。

ただしドライヤーで行う場合には熱風は使用してはいけません。

 

テールランプと反射板の保安基準

 

その他意外と多いのは反射板がないと車検には通らないのですかという質問です。

これは結論からいいますと反射板がないと通りません。

かつ保安基準において設置場所の規制もあります。

 

  • 反射部の上縁の高さが1.5メートル以下、下縁の高さが0.25メートル以上
  • 反射部の最外縁は自動車の最外側から400ミリ以内
  • 車両中心面に対して対称

 

ということで多くの場合、車のマフラー付近と、その逆の位置にももう1つ対称に設置するということになります。

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