ユーザー車検というのは自分で車検を通すことです。
- 費用が業者に頼むよりも安い
- 余計な部品を交換されたりしない
などといったメリットがあります。
公道を走るという点においてはこのユーザー車検でも車検は通るわけで特に問題はありません。
しかし安さの反面、デメリットもあります。
そもそも車検とは何か?
結論からいいますと車検と整備とは話が別ということです。
車検というのは公道を走るという意味で最低限必要な手続きといえますが、車検を通しても安全に故障なく走行はできるとはなりません。
車検というのは
- 外観検査
- サイドスリップ検査
- ブレーキ、スピードメーター検査
- ヘッドライト検査
- 排出ガス検査
- 下回り検査
サイドスリップ検査は車がまっすぐに走るかどうかの検査です。
スピードメーター検査は時速40キロで正確にメーターがその速度を示すかどうか、ブレーキはブレーキを踏んで一定の基準内でストップできるかどうかの検査です。
ヘッドライトについては光量などのチェックで、下回り検査はオイル漏れやマフラーに穴がないかどうかのチェックです。
上記のように基本的な検査項目は入っているわけですが、走行において致命的な部品の損傷や摩耗というところまでは検査対象ではないということです。
車検とは公道を走ることができるという資格を得るに過ぎず、故障がないかどうかとはまた別ということになります。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検とともに24ヶ月検査
ユーザー車検の場合、ただ車検を通すということだけになります。
- ディーラー
- 車検専門フランチャイズ
- 整備工場
- スタンド、カー用品店
などが主な車検業者となりますが、どれもユーザー車検をするよりも費用は高くつきます。
特にディーラー車検についてはユーザー車検の倍程度の費用がかかりますが、これには理由があります。
- 車検代行費
- 交換部品代
- 整備費用
とが上乗せされるからです。
参照
この3つのうち車検代行費というのはユーザー車検をすれば同じことをするので無駄な費用といえます。
しかし交換部品や整備費用というのはユーザー車検では行わない24ヶ月点検の費用といって良いです。
車検は通した後に整備をしなければいけないというのが法律の定めですが、これが大きな故障の予防には効果的です。
車検を通すという意味だけではなく、安全に故障なく走行できるという水準に車をメンテナンスするということです。
これを24ヶ月点検といいますが、この整備を行ってはじめて車としては安全に故障なく運転できるということになります。
参照
ユーザー車検とその後の24ヶ月点検の実施率
本当はユーザー車検といえども24ヶ月点検もしっかりと行わないといけません。
また行わないと安全に故障なく走行ができません。
しかし残念ながらユーザー車検の場合、その後の24ヶ月点検は行われないことのほうが多いように思います。
ユーザー車検をして、24ヶ月点検だけを業者に代行してもらうということも可能です。
整備をしないと大きな故障となり、車検を業者に依頼するよりも高額な費用がかかるということにもなることがあります。
ユーザー車検で車検は案外簡単に通すことはできますが、その後の整備も案外重要ということはよく押さえておいてほしいと思います。
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