ファンベルトについては車検業者に出したときにいくつかの指摘を受けることはあります。
ひょっとすれば業者の話ではファンベルト交換をしなければ車検に通せないというような内容もあるかもしれませんが、この言葉の正しさと対応方法について説明をしたいと思います。
ファンベルトは車検の検査項目か?
はじめにファンベルトと車検についてですが、車検の検査項目ではありません。
車検の検査項目は以下のページに説明をしていますが、ファンベルトが含まれていないことがわかります。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
つまり極端な場合、ファンベルトにひびや錆、あるいは鳴きがあっても車検では普通に通るということになります。
ファンベルトとは?
ファンベルトとは別名でALTベルトともいわれることがあります。
参照
一般のドライバーからすればファンベルトは何のためのパーツかと思うことがあるので説明をしておきますと、エンジンの過熱を抑えるベルトということになります。
車には冷却水というものがあり、ファンベルトはファン(羽根)を回すことでこの冷却水をエンジンのほうに回していきます。
このように回された冷却水はエンジンの熱を取り、オーバーヒートを予防する役目があるということです。
つまりこのファンベルトが正常に機能しないとなれば、エンジンの過熱へとつながり、エンジンの重大な故障につながるということになります。
ファンベルトのひび、錆、鳴きの危険度
よく指摘されるファンベルトの劣化状態としては
- ひび
- 錆
- 鳴き
というものがあります。
ファンベルトの交換時期の目安としては鳴きがありますが、この3つは相互に関係していることも多いです。
たとえばひびがやや入って鳴くようになるということです。
ちょっとしたひびや錆ではまだ交換しなくても良いのですが、鳴きが入ればすぐに交換したほうが無難といえます。
私個人ではひびの時点で一応交換するようにしていますが、
- 費用を押さえたい
- 鳴きが入るときまで音を慎重に聞くのでそのときに修理に出せる自信がある
という場合には車検ではまだ交換しなくても良いと思います。
ただ覚えておいて欲しいのは、ファンベルトの鳴きを聞き漏らせば重大なエンジントラブルを招くこともあり、ファンベルト交換と比較にならないほどの修理費がかかるということです。
そのため個人的にはひび、錆、鳴きとすべての前兆を指摘されたときにはすぐにファンベルトの交換をしたほうが良いと思っています。
ファンベルトの指摘が騙しではないかと疑えるときには?
あまり良いことではないですが、車検業者でも信用度の低いところでは存在しないような部品の摩耗を指摘して、その交換費用を高く請求するということもないわけではありません。
今回のファンベルトについて過剰整備を疑うような場合には別の車検業者にも見積もりを出すと良いでしょう。
当然ファンベルトについての点検が行われて、交換が必要かどうかは判断されます。
2つの業者の見解を比較すればどちらが正しいことを言っているのかは判断できるようになるでしょう。
個人的には整備工場、車検専門フランチャイズが整備能力もあり安くもあるのでおすすめします。
また過剰整備されやすい項目については以下のページにまとめています。
参照
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