ラジエーターの漏れがあれば車検には通らないのか?

 

車検業者に出したときにラジエーターやその付近に水漏れしていると指摘されることもあります。

基本的に点検サービスがついている業者であれば部品交換を勧めてくると思いますが、ドライバーとしてはその費用に納得できなかったり、また本当に車検と関係しているのかと疑問に思うことは多いと思います。

今回はこのラジエーターについての疑問について説明をしたいと思います。

 

ラジエーターの水漏れとは?

 

ラジエーターとは簡単にいえば車のエンジンの温度調整のパーツです。

車には冷却水というものがあり(最近ではクーラント液が多いです)、この冷却水がラジエーターを介して循環させてエンジンの熱を取っていくというようになっています。

 

参照

車検でクーラント液交換の目安の年数とは?

 

放置しているとエンジンのオーバーヒートをしたりすることもあり、正常に走行できなくなることもあります。

案外やっかいなのがこのラジエーターの故障や水漏れといえます。

 

ラジエーター液の色や臭い

 

ひょっとして車検業者に騙されているのではないかというドライバーもいると思います。

そのため冷却水(ラジエーター液)の特徴を説明しますと

 

  • 色は赤や緑
  • 臭いは甘い臭い(表現は難しいですがお菓子を焼いたような臭いです)

 

といったものです。

ラジエーター付近を確認し、色や臭いで合致しているか確認しましょう。

もしこのような特徴ではないとすれば別の液体の可能性もありますし、ただ単に何かの水が付着したともいえます。

また仮に赤や緑色の液体が付着していても、クーラント液の交換時についただけということもあって注意深く確認していきましょう。

 

ラジエーターの水漏れは車検に通らないのか?

 

車検ではいくつかの検査項目がありますが、ラジエーターについては結論からいいますとあまりそれが理由で落ちることはありません。

 

  • 下回り検査
  • ボンネットを開けての検査

 

で落ちされるのではと思うドライバーも多いようですが、水漏れがもしあれば拭き取っておくということでまず通ると思います。

下回りはラジエーターではなく、むしろオイル漏れで落ちることが多いのですが、以下のページにもあるような症状までいっていないとすればまず落ちないと思います。

 

参照

車検に不合格になるエンジンオイル漏れの程度とは?

 

ラジエーター液の残量

 

車検には通るとしてもクーラント液の残量が少ないという場合には安全性に問題が出てきます。

放置していると車のトラブルも予想されますので、まずはクーラント液の残量チェックをしましょう。

もし明らかに減っている場合には漏れ止め整備をしなければいけません。

最近では自分でもDIYで修理もできますが、あまり器用ではない場合には車検業者に依頼したほうが確実かもしれません。

 

ラジエーターの水漏れの修理費用

 

車検と同時にラジエーターの修理もするという場合にはその費用も上積みされますので、結構な費用となります。

ラジエーターの水漏れは箇所にもよって費用はかなり違ってきますが、5~7万程度になることもあります。

特にディーラーに車検を出す場合には車検と合わせて20万を超えることも出てくるでしょう。

ディーラーの見積もりを見て高いと思えば、整備能力のある別の車検業者に出していきましょう。

 

  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

このような業者だと整備能力もあり、格安車検業者とはまた違ったしっかりとした整備をしてもらえるはずです。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?

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