ごくまれに車検に出したときに
「エンジンフラッシングをしたほうが良いと思います」
というようにこの整備を勧められることがあります。
工賃も含めて3000円程度が相場ではないかと思いますが(これよりも高い場合にはさらに信用度の低い業者の場合もありますが)、この項目の意味と必要度について説明をしたいと思います。
エンジンフラッシングとは?
これはエンジンオイルが汚れていたり、またオイル漏れがあったりする場合に勧められることが多い項目です。
エンジンフラッシングとは灯油のような成分のものを入れて、エンジン内を洗浄するという名目になっています。
こう書くと効果がありそうに思うのですが、
- エンジン内にフラッシングが残ることもありエンジンの状態がかえって悪くなることもある
- かえってオイルが詰まるようになることもある
というように悪くなることもあり、個人的にはあまりおすすめはしません。
ちなみにディーラーでもあまりエンジンフラッシングは推奨していないところも多いです。
エンジンフラッシングは行った後一時的に効果を感じることもあるのですが、その後すぐに以前よりもエンジンの状態が悪くなることもあるので業者としてどのような見解で勧めているのかやや疑問に感じています。
エンジンフラッシングよりも重要な整備とは?
ドライバーからすればエンジンオイルが汚れていると言われればよくわからないことも多く、しかもエンジンフラッシングも良くないことも多いということでどうすれば良いのだろうと思うかもしれません。
しかし大して難しく考える必要もありません。
- エンジンオイルを定期的に交換する
- エレメントの交換もしっかりと行う
ということのほうがはるかに効果的だと思います。
ちなみにオイル交換は5000キロごと、エレメントは5万キロごとなどで交換するのが理想的です。
このあたりの話は以下のページで説明をしています。
参照
エンジンフラッシングを勧める業者で車検は出してはいけない?
正直いってエンジンフラッシングを勧める業者は良い業者とはいえないと思います。
どのような見解を持って勧めているのかはわかりませんが、
- 整備能力に疑問がつく可能性がある
- 過剰整備あるいは余計な項目を行う可能性もある
- 車検費用も余分に高くついている可能性もある
ということであまり良いイメージがないからです。
車検費用は高いとよくいわれますが、過剰整備が1つの大きな原因となっています。
自分の車に必要ではない部品交換や整備などは以下のページで確認できるようにしていますので、見積もりなどと比較しておいてほしいと思います。
参照
車検業者では費用とともに整備能力も重要な比較要素となります。
この2つのバランスとれた業者は整備工場、車検専門フランチャイズといえます。
これよりも格安業者もあって安いだけのところもありますが、車の寿命や状態を考えるとあまりおすすめはしません。
またディーラーもかなりの確率で過剰整備をするので、安全かもしれませんが毎回ディーラーというのはかなりもったいないように思います。
車検業者の選び方については以下のページにまとめています。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
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