GTウイングについての車検の保安基準

 

GTウイングで以前車検に通っていたものが通らなくなったとしばしば言われますが、個人的にはそのような感覚はありません。

今回はウイングについての保安基準の説明とともに、車検に通るGTウイングについて説明をしていきたいと思います。

 

GTウイングの保安基準

 

保安基準では第18条の車枠及び車体で一定の規制をされています。

その中の通達において

 

  • ウイングの高さ20ミリ以下
  • 自動車の最外側から165ミリ以下

 

という2つの基準を満たさないといけないとされています。

高さ20ミリについてですが、GTウイングのステー(足の部分)についてのものです。

つまりウイング本体の高さは含みません。

車体からウイング本体の付け根までが20ミリ以下とされているということです。

この保安基準についてですが、数年前から改正はされていないので特に車検で厳しくなったということもないと思います。

 

その他のGTウイングの保安基準での規制

 

上記の設置場所についての基準が一番守りにくいのですが、他にも

 

  • 側方へ翼状になっていないこと
  • 溶接、ボルト、ナット、接着剤等により確実に取り付けていること
  • 半径2.5ミリ未満の角部を有しないこと
  • 最後端にならないこと

 

というものがあります。

車検では突起状になった改造には厳しいのですが、GTウイングについても上記のように側方や後方への飛び出しを規制しています。

またウイングの角についても鋭利なものについては禁止をしていることがわかります。

 

改造業者は信頼できるのか?

 

改造によってGTウイングをつけるという場合、その改造業者によってウイングの規制について独自解釈していることもあるようです。

車検に通るかどうかを事前に確認していても、実際には通らないということもまれにあるようです。

この点、ドライバーとしても上記の保安基準に沿っているかどうか自身でも確認しながら依頼するほうが良いと思います。

ウイングの場合には車体の外からの目視でも検査官にすぐにわかってしまいます。

主観というものがあり、

 

  • ウイングをつけている
  • 改造をしているということは違反箇所がありそうだ
  • 普通の車よりも細かく検査するべき

 

というような流れでの検査となりやすく、ちょっとした違反でもすぐに車検に落ちる原因となる可能性は高まります。

2.5ミリなど非常に細かい基準となっているわけですが、確実に検査官から問題ないと判断されるようなウイングにしておきましょう。

 

車検対応のウイングでも安心できない?

 

メーカー販売のGTウイングでは大半に車検対応などと表記しているわけですが、これも完全なものではありません。

仮に上記のミリ単位での基準を完全に満たしていても、突起状と判断されることもありえます。

そのため車検対応という表記を完全に信用してはいけません。

またディーラーなどだとかなりの確率で通らないとされるので、別の車検業者にするということも検討していきましょう。

そのまま通したいという場合には構造変更申請も検討していきましょう。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

車検の構造変更とその費用相場とは?

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