スタビライザーリンクのブッシュの劣化は車検に通らないのか？

車検業者から

などと指摘されることがありますが、よくこの部品の意味もわからない場合も多いのではないでしょうか？

業者によってはスタビライザーブッシュが劣化していると車検に通らないと言われることもありますが、部品の意味と車検の基準との関係性について説明をしたいと思います。

足回りのスタビライザーとは？

車は走行すれば地面からの衝撃がありますが、この衝撃を和らげるのがサスペンションというバネになっています。

このバネを固定して安定させるのがスタビライザーですが、スタビライザーと車体とをつなげる部分をスタビライザーリンクやブッシュと言われることがあります。

リンクとブッシュとは正確には別の箇所を指しますが、ドライバーとしてはまずサスペンション部門の部品と押さえておくと良いと思います。

スタビライザーとは足回りにあるパーツで、車をジャッキアップすれば確認することができる部品となります。

一番多い故障パターンとしてはスタビライザーのゴム部分のひび割れになってきます。

このようになれば

ということで車の本質である走行に関係する支障が出てくることになります。

車検では以下のページにも説明をしていますが、下回り検査というものも行われます。

検査官によって車の下から検査をされるということですが、オイル漏れやマフラーの穴がないかといったことを検査されます。

参照

下回りの検査とスタビライザー箇所の損傷がどの程度関係するのかということですが、車検を通すというだけで考えればあまり関係ないと思います。

ちょっとしたヒビやゴムの劣化であればそのまま車検には通ることが多いかもしれません。

ひどくなれば足回りのガタがあるかどうかの検査で落ちるかもしれませんが、ゴムに明らかな劣化やヒビ割れがないと落ちないと思います。

ですのでもしスタビライザーの劣化で車検に通らないとされればややその業者の言い分には誇張があるように思います。

車検というよりかは点検項目の1つというほうが良いのではないでしょうか？

参照

スタビライザーの交換費用としては1箇所で1万から1万5千円程度ではないかと思います。

リアとフロントとでスタビライザーは複数ありますので交換箇所をこの費用にかけるとおおよその相場が出てきます。

もし1箇所1万円程度で何とか交換したいという場合にはディーラー以外の整備工場、車検専門フランチャイズに出すと安く交換できるはずです。

参照

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