滑るタイヤでも車検業者が交換をしない理由とは？

車検ではタイヤについての検査もあります。

タイヤが減ってきているとドライバー自身が自覚していて、特に何もタイヤについて話をしないまま車検に出すと、タイヤはそのままで車検から返ってくるということもあります。

この車検で何も言わなくてもタイヤ交換をしてくれるだろうと思っていた場合にはなぜ交換してくれなかったのかと思うこともあるわけですが、これは車検の検査項目や基準と関係しています。

今回は滑りそうになるタイヤでも車検業者が交換をしない理由について説明をしたいと思います。

タイヤの保安基準

タイヤにはスリップサインというものがあり、溝が1.6ミリ以下となってくるとスリップサインが出てくるようになります。

冒頭のように滑りそうになるようなタイヤでもまだスリップサインが出ていないという場合には、厳密にはまだ車検では問題なく通るということになります。

そのため車検を通すという意味でタイヤ交換を今回はしなかったともいえるのではないでしょうか？

参照

ディーラーなどではタイヤ交換で数万円はしてくるので正直ディーラーに出していればまず交換という話になってくると思います。

しかしタイヤ交換はディーラーでも外注して別の業者に投げていることが多いです。

そのためマージンを外注業者に支払っているので、実際にはそこまで利益にはならないという場合もあります。

特にディーラーよりもタイヤ交換費用が安く設定されていれば利益は限られたものとなります。

ディーラーは別として、利益率の関係でタイヤ交換を積極的にしようとしない業者もあるということも原因の1つではないでしょうか？

しかし費用的に考えれば車検でタイヤ交換をしてくれなかったということはラッキーだったかもしれません。

車検でタイヤ交換をすれば5～8万と決して安くはないのですが、カー用品店で同じようにタイヤ交換をすれば半額程度で立派なタイヤにすることもできます。

車検に通ったということで、ゆっくりとタイヤが滑る前に安くタイヤ交換ができると考えても良いのではないでしょうか？

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今回のケースでは車検前からタイヤ交換の時期が近いとドライバー自身も理解していることが多いかもしれません。

理想をいえば、車検後でなく、また車検時にでもなく、車検前にカー用品店で先に交換しておくほうが良いのです。

ということで、絶対に先に交換しておくほうが良いと思います。

また車検の見積もり時にもタイヤ交換を指摘された場合には、その段階からでも先にカー用品店でタイヤ交換だけはしておくほうが良いといえます。

タイヤ以外にも今回のように車検時に交換しないほうが良い部品というのはいくつかあります。

具体的にはバッテリーなどですが、車検時ではなくやはり事前交換がベストです。

詳しくは以下のページで説明をしていますが、必要な部品交換や整備を自分の車の状態と合わせて判断できるというのは節約と車の寿命の長さにも影響してきます。

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