日本車の場合にはリミッターがデフォルトからかけられていて一定の速度までしか出ないようになっています。
このリミッターを切れば時速180キロなどというような速度も出せるようになりますが、改造には該当します。
このようなリミッターを切ることは車検ではどう扱われるのかについて説明をします。
車検の検査項目とリミッター
ユーザー車検をしたことがあるドライバーだとよくわかると思いますが、
- 外観検査
- サイドスリップ検査
- ブレーキ、スピードメーター、サイドブレーキ検査
- ヘッドライト検査
- 排出ガス検査
- 下回り検査
というようなものが車検の検査項目となっています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
リミッターを切った場合に問題となりそうなものがスピードメーター検査と排出ガス検査やマフラー音量検査になります。
しかし上のページでも紹介していますが、スピードメーター検査はメーターが40キロを指すところまでアクセルを踏み、その時点の実際の速度が一定の範囲内であれば通るというようなものです。
つまり時速180キロなど40キロ以外の速度はそもそも問題としていません。
また排出ガス検査もアイドリング状態での検査で時速180キロなどとは無関係です。
マフラー音量も関係しそうに思いますが、ニュートラルでの音量測定で検査をされますので、やはり無関係と言って良いでしょう。
参照
そのためリミッターを切ることは法律的にどうか別にしてこと車検に限ればそれを理由として落ちてしまうことはまずないといって良いでしょう。
リミッター解除の方法
リミッター解除といってもいくつかの方法があります。
- CPUチューニング
- ECUの書き換え
- SLD
このページではこれらのすべてをリミッター解除として説明をしていきます。
リミッター解除と車の寿命
ただし一時的にスピードアップという快感を得るかわりに重いデメリットを受けることもあります。
- メーカーの保証はなくなる
- 車の寿命が短くなる
- 任意保険が下りないこともある
というようなこともあります。
リミッターの解除も1つの改造です。
それを理由として故障などがあっても当然メーカーの保証はありません。
またディーラーに車検を出したときに入庫拒否されたりする場合も出てくると思います。
寿命に関してですが、車種によってもかなり違いはあります。
もともと車の設計段階で最初の速度を元にされています。
リミッターを解除して速度超過の状態で走行することで、エンジンに負荷がかかったり、また下回りやブレーキに無理をきたすことが多いです。
結果として車の寿命が短くなることは非常に多いです。
また車の故障だけでなく、ドライバーの命、他のドライバーの危険につながることも出てきます。
他の者にも影響するような事故を起こした場合にはリミッター解除後では任意保険がきかないこともあります。
これはリミッターだけでなくあらゆる改造車にいえることですが、保険がきかない場合には数千万という賠償責任が課せられることもあり、一生借金を返すことで終わる場合もあります。
リミッター解除は違法?
法的には違法とはいえないというのが現在の状況です。
違法ではないのですが、上記のデメリットのようにリミッターを解除することで起こった事故の責任はドライバーの自己責任となります。
ただしトラックの時速90キロのリミッターを解除した場合にはこの時点で違法となります。
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