車検のときにハンドルで通らないというように考えるドライバーも多いようです。
実際にはハンドルに関してはそこまで厳しくないといって良いのですが、ハンドルに関して車検で検査されるかどうかについてまとめてみたいと思います。
車検とハンドルの大きさや直径
ハンドルを買い替えるということもあると思いますが、このハンドルの大きさに関しては保安基準に明確な基準というものはありません。
以前は丸型で、350ミリまでという規制がありましたが、今はこの規制は緩和されて存在していません。
そのため
- ハンドルの大きさで運転に支障がないこと
- 運転席に座った状態でメーターが確認できること
という条件を満たせば大きさで落ちるということはあまりありません。
今でも一応320ミリまでという常識(?)もある車検場や検査官もいますが、一般的な車検場だと330ミリや逆に300ミリでも検査官次第では通ることもあります。
参照
車検業者とハンドルへの判断
車検場では上記のように案外ハンドルに関しては曖昧です。
しかし車検業者、特に指定工場の場合には国の車検場よりも厳しい判断をすることが多いです。
指定工場の場合、正規ハンドルしかダメということもありますが、これはグレーゾーンを通すことで指定の取り消しなどを受けることを恐れるという理由があるからです。
ハンドルで車検業者に厳しい判断をされる場合には
- ハンドルを正規部品に戻す
- 車検業者を変える
- ユーザー車検をする
という対応で車検に通ることができるでしょう。
参照
「車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?」
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検とハンドルのガタつき
車検ではガタつきという検査項目はありません。
ハンドルに関してはホーンマークがついているかどうかなどは厳しくチェックされますが、このガタつきは検査はないといっても良いくらいです。
ただしあまりガタつきがあればサイドスリップ検査でまっすぐ進めないということで落ちるということもあります。
- アライメントが狂っている
- タイヤが変形している
- サスペンションのガタつき
などが考えられます。
車検に通るかどうかということよりも整備という観点でタイヤ回りを車検業者にチェックしてもらうと良いでしょう。
ハンドルが軽くなった
ハンドルが軽くなるということもしばしばありますが
- タイヤの空気圧調整をした
- 暑さでタイヤ内の空気が膨張した
- タイヤを変えた
- ハンドルの直径を大きなものに変えた
- パワーステアリングの故障
などが考えられます。
パワーステアリングの故障だけは問題ですが、基本的にはタイヤ関係で変更をしたときに生じやすい特徴です。
上記の理由でタイヤの変更をしたなどで心当たりがあれば特に問題がないと考えて良いでしょう。
車検とハンドル遊び
ハンドルの遊びについても基本的には検査らしいものはありません。
ハンドルの遊びというのは整備したときに遊びを小さくするのが基本です。
そして次の車検までに次第に遊びは大きくなっていくのです。
車検後にハンドルの遊びが小さくなって帰ってきたように感じるドライバーも案外多いのですが、それは正常に整備点検された証拠ともいえるでしょう。
しかしあまりにも急にハンドルが切れるように感じる場合には、車検を出した業者に再調整を依頼しておきましょう。
車検とハンドルカバー
ハンドルカバーをつけていることもありますが、この場合には基本的には車検では通ると判断されることが多いと思います。
またグリグリをつけている場合も同様に問題なく通ることが多いでしょう。
ハンドルの大きさが変わるということで神経質になるドライバーもいますが、上記のように大きさの規制が緩くなっているので以前ほどカバーやグリグリが問題にならないことが多くなっています。
ハンドルカバーやグリグリについてはディーラー等の車検業者でも通ると判断することが多いです。
ですのでそのまま車検業者に出しても問題ありませんが、まれにカバーをつけたままでは車検に通らないというようにいってくることもあります。
この場合にも
- ハンドルカバーを一旦外す
- 車検業者を変える
- ユーザー車検をする
などといった対応でまず問題ないと考えて良いと思います。
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